仕事内容

繁殖

肉牛の生産において、繁殖は牧場の経営を左右するともいえる重要な仕事です。確実に子牛を出産させることが求められる繁殖経営では、発情を見逃してしまうと、次の出産までの間隔が伸びてしまい、生産効率が悪くなってしまいます。そのため、牛の発情を見逃さないための日々の観察や、専門の獣医師等との連携、ITの活用など、さまざまな取り組みが行われています。一般的な繁殖牧場では、人工授精による種付けが行われます。これは獣医師や人工授精士等が行うケースもありますが、自社のスタッフが行う場合もあります。

子牛の哺育・育成

健康な素牛に成長させるため、子牛の哺乳や育成を行います。繁殖のみを行う牧場では、素牛市場でどれだけ高く牛が競り落とされるかが経営を左右するため、日々の体調のチェックや餌の配合などに特に気を配ります。

仕事内容

肥育

素牛を大きな肉牛に育てる工程が肥育です。最初は 粗飼料(生草、乾草、わら類等)を多めに与え、徐々により栄養価の高い配合飼料を増やしていく手法が一般的です。牛の生育段階や体調にあわせた飼料の配合が、肥育における重要なポイントとなります。

仕事内容

牧草収穫

自社で牧草を生産している事業体では、牧草の収穫も重要な仕事です。大規模な敷地を有する牧場では、大型トラクターなどの機械を用いたダイナミックな農業がおこなわれます。

仕事内容